ニキビ跡のレーザー治療は整形?
ニキビ跡のレーザー治療を頼もうとすると、クリニックの美容外科に行くことになります。
しかし、美容外科のイメージというと、第一に思い浮かぶのが整形だという人も少なくないでしょう。
だからといってニキビ跡の治療が整形なのかというと、そうではありません。
言葉のイメージから抵抗のある人もいるかもしれませんが、最近はニキビ治療でも
レーザー治療を取り入れている皮膚科もありますし、ニキビ跡の治療に使用する
レーザーはお肌にメスを入れるのとは違います。
お肌に毛穴レベルのレーザーをあてることにより、ニキビの原因を取り除く治療になります。
厳密にいうと、お肌の表面に傷をつけることにはなりますが、とても微細な傷になります。
そして、原因菌の殺菌にも効果があるのです。
ニキビ跡の部分に微細な傷をつけていくと、その部分が元に戻ろうと肌の修復を始めるために、
ニキビ跡の箇所も元のお肌のようにきれいになってくれるのです。
このレーザーのように、ピーリングにおいてもお肌の修復機能を利用しています。
治療の失敗談
それでは、ニキビ跡レーザー治療には失敗はないのでしょうか。
最近のレーザーは痛みもなく安全性の高いものばかりですが、
まったくデメリットがないわけではありません。
患部のある皮膚を焼いているわけですから、正確にいうと軽いやけどのような状態で、
ただ当てっぱなしではなくしばらくは自宅でのケアが必要です。
ニキビ治療をレーザーで行った場合ニキビ跡の部分が赤くなることもあります。
これは通常は長くても三か月くらいでなくなるのですが、人によっては
一年くらいかかることもあります。
一年経過しても赤いまま残っていますと、失敗だったのではと判断する方が多いのです。
ニキビ跡を消すために治療をしたのにも関わらず赤くなっては意味がありませんが
ダウンタイムの長さが気になるなら他の方法で治療をするのもいいでしょう。
レーザー治療にもさまざまな種類がありますし、保険適用外の治療費もそれなりに かかってきます。
また肌質も症状の程度も個人差がありますので、治療を受けたからといって
100%の確率でニキビ跡まで完全に消えるという確証はありません。
自分に最も向いている治療の方法はどれか、またお肌がレーザー治療に耐えられるかどうか、
しっかりと病院でカウンセリングを受けることは大切です。
もしかしたら、内服薬や塗り薬だけでも充分に改善可能かも知れません。
また、ニキビ跡の状態によっても、保険適用が可能かどうかが違ってきます。
安易にお金がかかるからなどといった面で敬遠するのではなく
まずはどんな方法での治療ができるのかを知る事から初めてみましょう。
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